にんにく卵黄とは、一言で言えば、卵の黄身とにんにくの炒め物です。にんにくと卵黄のみと言う、シンプルな素材だけを使い、焦がさないように、注意をしながら時間をかけ、じっくりと釜煎りして作ります。
特に九州南部地方においてはにんにく卵黄は、家庭で手軽に作れて滋養強壮や疲労を回復して、病気予防に役立つとされて昔から重宝されてきました。
現在ではにんにく卵黄は、栄養の宝庫とも言えるにんにくの薬効成分を効率的に活用できる、健康食品として注目を集めています。
読んで字の如く、にんにく卵黄の持つ栄養成分とは、卵の黄身とにんにくの栄養素ですが、特に、にんにくの栄養素にアリシンと言う注目の栄養素があります。このアリシンは、血液サラサラ作用、増血作用、免疫力向上、腸内細菌のバランスを整える、自律神経の調整、抗菌・抗ウイルス作用、代謝力向上などの効果が期待出来るのです。また、卵黄にはレシチンと言う、成分が豊富に含まれており、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減少させ、血管の障害であり、脳卒中等の病気と深い関係がある動脈硬化を予防できます。また、にんにくの成分であるアホエンも、血中コレステロールを、低減させる働きを持っています。
この様な栄養成分が豊富な為、にんにく卵黄には、コレステロール対策、動脈硬化予防、糖尿病、血圧、貧血、胃弱、便秘、ストレスなどの、悩みを解消する効果が期待出来るとされているのです。
尚、にんにく卵黄には独特の風味がありますが、気にかかる人はサプリメントでも、にんにく卵黄は数多く発売されていますのでサプリメントを利用するといいと思います。
Last update:2023/4/19